ひずみゲージによる残留応力測定
1.全解放式
●機械部品の残留応力の発生
- 素材となる金属が冷間圧延、引抜きなどによって製造されるとき
- 切削、変形などの加工が行われるとき
- 溶接など、高温での部材の結合後に冷却による収縮があるとき
●部材の指定位置にゲージを貼り、初期値測定後、短冊状に切断、10mm角に最終切断
●残留ひずみより、主応力、角度、最大せん断力、ゲージ方向の応力を計算
【 例 】
ひずみゲージ貼り
- 単軸ゲージ、2軸ゲージ、3軸ロゼットゲージ、5連集中ゲージ
接着剤
- 常温硬化型瞬間接着剤
コーティング剤
- 軟質エポキシ(防水および、切断時保護)
ナンバーリング
- 切断時の各測定位置と、ゲージ方向の管理
切断
- 大切りおよび、細断(2軸や3軸は10mm角)
ワイヤー放電加工、ファインカッター等
測定
- 初期値はゲージ貼り後、中間値は短冊状に切断後、最終値は10mm角に細断後